橋を前に緊張気味の左から川岸さん、進さん、徳岡さん、小牧。石田社長はデュエット曲を歌う女性オーディションの構想も明かした=東京・西池袋 歌手、橋幸夫(79)の〝後継者〟を決める「二代目 橋幸夫を探せ!」オーディションが1日、東京都内で行われ、川岸明富(あとむ)さん(21)、進公平(すすむ・こうへい)さん(27)、徳岡純平さん(22)と補欠合格の歌手、小牧勇太(42)の計4人が選ばれた。
12~78歳の男女1000人超の応募者の中から、この日は1次審査を通った30人が参加、3次審査では10人が橋の楽曲を歌った。最初に橋から名前を呼ばれた大学生の川岸さんは「橋幸夫さんに骨をうずめる覚悟で頑張る」と号泣。会社員の進さん、大学院生の徳岡さんも継承を誓った。
芸名は橋幸夫の「夫」の漢字を変えるも(本名の「男」も除く)、読みは「はしゆきお」となるようにそれぞれ名付けられる。夢グループの石田重廣社長は「グループでの活動をしながらソロでも歌う」と〝橋幸夫ズ〟の結成も示唆。デビューは橋と同じ7月5日を予定しており、今後、歌唱指導などをしていく初代も「4人で歌わせるようになる。面白いと思うよ」とほほ笑んだ。
4人を5月1日に浅草公会堂で行う自身のラスト公演に出演させるといい、橋は「新しい若者たちを一緒に皆さまにお披露目できる喜びは格別」と二代目の紹介を心待ちにしていた。