ブライトンの日本代表MF三笘薫が1日、プレミアリーグ第29節のブレントフォード戦に先発出場し、公式戦10ゴール目を挙げてプレミア日本選手シーズン最多得点を更新した。
リーグ戦12試合連続で先発。三笘の最初の見せ場は前半4分だった。自陣内でボールを奪ったブライトンがカウンターの形で左サイドを走り込んだフリーの三笘へスルーパス。これをゴール左前まで持ち込んで、飛び出してきたキーパーの左を狙ったシュートは、執拗(しつよう)なマークで囲い込んだ相手DF2人に阻まれた。
その6分後、ブレントフォードは左サイドからDFの一瞬の隙を突いたクロスを、FWヤンソンが頭で合わせ、ゴール。ブレントフォードのファーストシュートが決まり、ブライトンが先制点を許す。
それでも前半21分、GKからのロングフィードがフリーの三笘に通り、このチャンスで三笘は飛び出したキーパーの頭上を越すループシュートでゴールネットを揺らした。
ブライトンはインターナショナルマッチウィーク前のFAカップ準々決勝でグリムズビー・タウンに5-0と大勝。再開初戦、リーグ7位のチームは今節、同勝ち点で8位のブレントフォードとのホーム戦を迎えていた。
三笘は試合前まで、今季公式戦9ゴールをマーク。リーグ戦では6ゴールを記録しており、マンチェスターU時代の香川真司とレスター・シティ時代の岡崎慎司が記録したプレミアリーグ日本選手シーズン最多ゴール記録に並んでいた。
なお、このゴールの直後の前半22分にブレントフォードのトニーにゴールを決められたが、ブライトンは再び同点に追いついている。