アスレチックスとの開幕戦に「3番・投手兼指名打者」で先発したエンゼルス・大谷。6回を2安打無失点だった=オークランド(共同) アスレチックス2−1エンゼルス(30日、オークランド)敵地オークランド・コロシアムで行われたアスレチックスとの今季開幕戦に「3番・投手兼DH」で二刀流出場した大谷翔平選手(28)は6回を投げて2安打、無失点、10奪三振だった。勝利投手の権利を持って降板したが、リリーフが逆転され、勝ち負けはついていない。打つ方では、3打数1安打だった。試合後の大谷との一問一答は以下の通り。
――10奪三振。開幕投手として望んでいた結果か
「ちょっと立ち上がり、フォアボール出したりとかしていたんですけど、なんとか、いいリズムでその後、立て直せたかなと思います」
――開幕セレモニーがリズムを乱した?
「それはなかったです。(時間が)押すっていうのは、ある程度、想定していたので、押しそうだなっていうのは、考えながら投げていました」
――初回、ピッチコムが故障していた?
「最初は聞こえていたんですけど、その後、聞こえなくて、手のサインに変えてっていう感じでした。その後は(大丈夫だった)」
――シフト禁止について、どう感じているか
「これまでが左バッターに不利すぎたなっていうのがまず1つなので、これでイーブンになっているんじゃないかなと思ってますし、ピッチングに関してもイーブンなので、逆に投げる時には、配球考えながらやりたいと思います」
――これで、3割はいける?
「そればかりはやってみないと分からないですし、今日も2三振しているところでも、もうちょっと違うアプローチが出来たんじゃないかなと思うので、そこさえクリアできれば、十分狙えるんじゃないかなと思います」
――打撃の状態は?
「全体的にちょっと、遅れ気味というか、というのはあったんじゃないかなと思うので、甘い球、何球か見逃したりとかありましたし、そこらへんは、明日休みですけど、もう一回修正して、いきたいなと思います」
――四回の1死二、三塁。真っすぐ中心で攻め、しのいだ
「真っすぐ自体の調子は良かったんじゃないかなと思うので、カウント球でちょっと引っ掛けたりとか、そこらヘんが真っすぐではよくないところがありましたけど、あのシチュエーションのときには、指にかかっていいボールが多くいってたので、スライダーでも、スプリットでもよかったですけど、一番可能性の高いボールを自分で選択して投げた、という感じですね」
――嫌な負け方だった
「点を最後取られましたけど、最少失点ではもちろんいったと思うので、そうなる前の、さっきもいいましたけど、追加点と、そうなった後の、もう一回タイに持っていく集中力がチーム全体として出てくれば、もっともっといいゲームになるんじゃないかなと思います」