一回、2点本塁打を放った村上宗隆(55)らとタッチを交わすヤクルト・高津臣吾(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト4―0広島、1回戦、ヤクルト1勝0敗、31日、神宮)ヤクルトが2年連続で開幕戦に勝利した。投げては3年連続7度目の大役を務めた小川泰弘投手(32)が、7回3安打無失点の好投で2014年以来9年ぶりの開幕戦白星。打っては4番・村上宗隆内野手(23)が自身初の開幕戦アーチを放った。高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。
――開幕戦で投打がかみ合った
「独特の緊張感と、興奮と、これが開幕戦なんだなと思ってスタートしましたけど、やはりムネ(村上)がね、ああやって最初に口火を切ってくれたというのは非常にこうゲームを取る中では、大きな一発だったと思います。あの球を、あの弾道であそこにほうり込めるのはムネしかいないのかなと思って見ていましたけど。そのあとちょっと打てなかったですけど、本当にいいバッティングだったと思いますね。いい先制点だったと思います」
――小川が好投
「それに尽きると思います。やっぱり先制してもらったところを守りにいかずに、非常に制球良く気持ちを込めて投げているように映りましたし、球数もね、少なくあの回までいけたので、十分だと思って代えましたけど。あと193回。目標ですか」
――八回1死一、三塁からは中村がスクイズを決めた
「オスナのホームランでなんとか1点取って、なんとかもう1点と思って、いろいろなサインを出したんですけども、スクイズで1点取りに行きました」
――内山と浜田を初の開幕スタメンに抜擢(ばってき)
「初回のライト前はまさに浜ちゃん(浜田)のバッティングだと思いますし、(内山)壮真もね、チャンスで一本打てなかったですけど、しっかりとスイングできていましたので、緊張もしたでしょうし、いろいろな思いがあったでしょうけど、若者らしくプレーしてくれたのかなと思います」
――ファンの大歓声
「うれしかったね。やっぱりちょっと違う感情と言ったらおかしいけど、開幕戦はいつも同じなんだけど、やっぱりこうやってカープもね、すごくたくさんお客さんが入っていらしたし、これが本当のプロ野球のスタイルなのかなと。本当に力と力技を試し合う、それをたくさんのお客さんが応援しながら観戦しながらやるのが、これがプロスポーツかなというふうに思いましたね」
――九回はブルペンで田口が投げていた
「あれは調整じゃないですか。調整登板です。彼の意思で? そうです、そうです」
――九回の星の投球はどうだった
「星は非常に状態がいいので、いい意味で使いどころに困っています。なので、このまま長く好調が続けばいいでしょうけど、いつかやられるときも絶対くると思うので、いろんなことを想像、想定しながらいろんなピッチャーとの兼ね合いを考えながら起用していこうと思っています。ただ、投げる球も激しいですね。今は一番いいと思います」
【終了】◇開始13時30分◇神宮
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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楽天 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
ヤクルト | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | x | 5 |
[勝敗]勝: 小澤 怜史 (1勝1敗)、S: 田口 麗斗 (12勝2敗12S)、敗: 荘司 康誠 (0勝3敗)
【楽天】荘司 康誠、津留﨑 大成、安樂 智大、西口 直人、内 星龍、宋 家豪-太田 光
【ヤクルト】小澤 怜史、今野 龍太、星 知弥、清水 昇、田口 麗斗-中村 悠平
[本塁打]ホセ オスナ 9号 (ヤ)
番記者