打撃練習するヤクルト・山田哲人=神宮球場(撮影・今野顕) 2年連続で劇的アーチを。ヤクルト・山田哲人内野手(30)は30日、神宮で行われた全体練習に参加し、フリー打撃で快音を連発。昨年に続く開幕戦(31日、対広島、神宮)での一発に意欲を燃やした。
「チームの勝ちが一番ですけど、勢いという意味では自分が打ったり、ムネ(村上)が打ったり、主軸が打つことによってチームが勢いに乗ると思う」
歴史に残る開幕戦だった。昨年3月25日の阪神戦(京セラ)の九回先頭。山田が左翼席への1号ソロを放ち、その後、サンタナが決勝2ランを放った。一時は7点差あったが、開幕戦では史上最大差の逆転勝利。山田は「開幕戦は基本的に覚えているけど、一番強いのは昨年。その前は開幕3連敗で負けたくないという思いもありながら、みんなが諦めずにやっていた」と鮮明に記憶している。
主軸が打てば勝利につながる。自身もチームも最高のスタートを切るため、主将が神宮にアーチを描く。(赤尾裕希)