米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が30日(日本時間31日午前3時10分)にオリオールズとの開幕戦に臨む。節目の一戦を前に、サンケイスポーツ専属評論家の井口資仁氏(48)=前ロッテ監督=とNHK・BS1のスポーツ情報番組『ワースポ×MLB』で対談。WBC優勝の余韻が残る中で、井口氏の質問に答えた。
井口資仁氏井口 「WBC準決勝の(同点)3ランがなければ、優勝はなかった。WBCでつかんだ手応えは」
吉田 「(過去の)国際大会の経験で(ボールを)見て、見てとなると、どうしてもバットが出ないことを一番後悔していました。(WBCで)初めて対戦する投手が多いので、行けると思ったら、どんどん振っていこうと思っていました」
井口 「WBCに出場した理由は」
吉田 「本当に難しい決断でしたし、ネガティブになることもありました。メジャーを経験していなかったからこそ、出られました。WBCはWBC、シーズンはシーズンと割り切ってWBCに挑みました」
井口 「レッドソックスの印象は」
吉田 「注目されているなと感じます」
井口 「コーラ監督とは、どんな話を」
吉田 「すごくフレンドリーです。困ったことがあったら、何でも言ってくれとおっしゃってくれました。印象に残っているのは〝勝つためには何でもやる〟と言っていたこと。去年は(ア・リーグ東地区で)最下位。今年は優勝を狙っていくんだと、コミュニケーションを取る中で感じています」
井口 「メジャーに挑戦をする決断をしたきっかけは」
吉田 「単純にすごいなと。キャリアを積む中で、結果を出さなければいけないと常に意識しながらプレーをしていました。一打席一打席、無駄にせずに過ごしてきた結果、こうしたチャンスをいただけました」
井口 「一番、憧れた選手は」
吉田 「小学校のときはイチローさん、松井(秀喜)さんは映像によく出ていましたし、メジャーでの活躍は頭に残っていますね」
井口 「(オープン戦をこなした上で)打撃の難しさは」
吉田 「(大リーグの投手の)テークバックがすごく小さい。モーションも小さくタイミングも速いので、(対応するべき課題が)二重にあると感じました。先発ローテーションで回っている投手はスピードガン以上(に速く感じた)」
井口 「具体的な数字の目標は」
吉田 「分かりやすく言えばタイトルを取りたいです」