面会室で繰り広げられる長澤まさみ㊧松山ケンイチ㊨の攻防。見応えあります©2023「ロストケア」製作委員会 「これは介護なんです。喪失の介護。僕は42人を救いました」-。テレビスポットでも流れてる松山ケンイチの独白場面が、この映画のテーマをビッシビッシ伝えてくれてます。初共演やった長澤まさみとの、一期一会の演技合戦をば、とくとご堪能ください。
26日の日曜日、いつ以来か忘れたくらいになる〝生〟長澤まさみの来阪舞台あいさつを取材してきました。
コロナ禍の前は、ちょいちょい大阪で登壇してたけど、昨年1月公開の「コンフィデンスマンJP 英雄編」も来阪はなし。同11月、休日に訪れてた阪神競馬場で、エリザベス女王杯の表彰式プレゼンターとしてサプライズ登場したときは「マジ?」と声が出ました。
久々に間近で拝見しても相変わらずお美しい長澤がクールな検事を演じる本作。始まりは、ゴミの山の中で孤独死してた直後の、独居老人宅を彼女が訪れる場面から始まります。
場面変わって、かいがいしく働いているのは、訪問介護センター介護士、斯波(松ケン)。きめ細やかな仕事っぷりに目を見張る新人に、同僚は「あのやさしさは苦労してきたからよ。あの若さで、あの白髪は」とささやく。
数日後、斯波の勤めるセンターの所長が、とある民家で、契約してた介護老人とともに遺体で発見された。