栗山英樹氏が始球式=エスコンフィールド北海道(撮影・中井誠) (パ・リーグ、日本ハム-楽天、1回戦、30日、エスコン)WBC日本代表を率いて3大会ぶり3度目の世界一に導いた栗山英樹氏(61)がテレビ東京のテレビ中継にゲスト生出演。開幕戦ファーストピッチセレモニーで急きょ登板したことについて舞台裏を明かした。
始球式 フォトセッションに臨む梨田昌孝氏、栗山英樹氏、ヒルマン氏=エスコンフィールド北海道(撮影・中井誠)この日のセレモニーでは2003―07年に監督を務めたヒルマン氏が投手、08年から4年間監督を務めた梨田氏が捕手、12年から10年間指揮を執った栗山氏は打者として登場したはずだった。ところが、いざ投球となった時にヒルマン氏がマウンド上で「タイム」の仕草を見せると、握っていた白球を栗山監督へ〝譲渡〟。栗山氏が投手、梨田氏が打者、ヒルマン氏が捕手へ役割を変更し、栗山氏は山なりの投球を披露して球場を盛り上げた。
この舞台裏を問われた栗山氏は「僕ら監督やると逆に…もう全然キャッチボールしてなかった。ヒルマンさんのおかげで今があるんでね、ファイターズが。『全然投げませんよ!』って何度も言いましたよ。『絶対投げないですからね』って。でもそれはもう先輩の流れですから、ああなったらね…」とヒルマン氏のアドリブだったと告白。「(始球式の交代は)どういうことなのか分かりませんけど、いまだに」と苦笑いで振り返っていた。