後半、パスを出すバングーナガンデ佳史扶=ヨドコウ桜スタジアム(撮影・蔵賢斗) サッカー・キリンチャレンジ杯(28日、日本1-2コロンビア、ヨドコウ)サッカーのキリンチャレンジ杯は28日、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われ、日本はコロンビアに1-2で逆転負けした。世代交代を目指して新戦力を試した第2次森保ジャパンの課題を、サンケイスポーツ専属評論家の小島伸幸氏(57)と本田泰人氏(53)が分析した。
小島 試合の入りはよかった。前半3分に三笘が先制。でもその後は、まったりした感じになったね。
本田 三笘のゴールはさすが。川崎時代に一緒にプレーしていた守田とのホットラインで、お互いを分かっている。ドリブルだけでなく、頭でも取れるところを見せた。
小島 新顔のメンバーではトップ下の西村が守備で運動量を発揮した。ただ、攻撃ではもう少し前で勝負してほしかった。
日本代表コロンビア戦出場選手採点本田 確かに西村はよかったね。合格点だと思う。あれだけ動き回れれば、日本の武器になる。左サイドバックのバングーナガンデも無難に守備をこなした。技術もあって、左MFの三笘との縦関係もよかった。代表に定着しそうな選手の一人だろう。
小島 僕は、両サイドバックは物足りなく見えたね。世代交代を目指す中、まだまだという印象。1トップの町野も厳しいかな。守備ばかりしているように見えた。攻撃でいいところを見せられなかったね。
本田 町野は守備に振り回されていた印象だ。代わって途中から1トップに入った上田は存在感を見せた。クロスをヘディングで合わせたあの高さは強みになるし、レギュラー候補でいいと思う。