30日に新球場「エスコンフィールド北海道」で他球団より1日早く先行開幕(対楽天)を迎える日本ハム。プロ11年目の32歳、谷内亮太内野手がシーズン開幕を前に今季に懸ける思いを語った。
「長くやっているということは最後1年駄目だったらクビというところが近づいてきている。ここからはもう1年勝負だと思いますし、一打席、ワンプレーに集中してやっていきたい」
石川・金沢西高、国学院大を経て、2013年にドラフト6位でヤクルトに入団。18年12月に交換トレードで日本ハムに加入した。
最大の武器は安定感抜群の守備。内野全てのポジションを守れ、新庄監督は「谷内君は(守備が)うまいからゴロが行った瞬間『よし!』ってなる」と太鼓判を押す。谷内も「第1はそこ(守備)で貢献しないと存在価値はない」と自身の強みを自覚する。
ただ「守備でも打撃でもチームに貢献できるプレーヤーが1軍にいるべきだと思う。そういう選手を継続して目指していきたい」と〝守備の人〟だけで終わるつもりも毛頭ない。言葉通り、昨季はプロ10年目にして自己最多となる41安打をマーク。「打席を継続してもらえていたので頭を整理できた」。得点圏打率は・480と無類の勝負強さを発揮した。