「舞いあがれ!」 左から、才津祥子(高畑淳子)、梅津歩、梅津舞(福原遥)。 岩倉家・リビングにて。これからのことを心配する舞たち。 (C)NHK 福原遥が空を飛ぶ夢に向かうヒロイン・舞を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜前8・0)の第124回が29日、放送され、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発出された様子が描かれた。
第124回ネタバレ
新型コロナの感染拡大でロックダウンとなってしまったパリで、貴司(赤楚衛二)は一人夜空を見上げながら、舞(福原遥)たちに会えない寂しさを噛みしめる。2020年4月。日本でも緊急事態宣言が出され、「うめづ」は休業。家に帰っためぐみ(永作博美)はIWAKURAの従業員の出勤を曜日交代制にすると舞たちに言い、舞はアビキルが翌日の会議で対応策を決めると告げる。
緊急事態宣言で「うめづ」は休業を余儀なくされ、舞やめぐみも会社の対応に追われる中、祥子(高畑淳子)は着替えてデラシネの店番に向かおうとする。子供たちが来ていないか様子を見に行こうというのだが、感染したら命にかかわるため「お願いやけん、今は外に出らんで」とめぐみにいさめられる。すると祥子は五島のみんなと撮った写真を見て「帰りたかぁ。五島ん帰ってみんなに会いたか…」とつぶやく…という展開だった。
当時はまだワクチンもなく、先が見通せない未知のウイルスとの戦いに誰もが不安を抱えていたころ。リアルな描写に3年前を思い出す視聴者が多く、SNSなどでは「ばんばが心配よ…」「ばんばの気持ちが痛いほどわかる」「緊急事態宣言のころを思い出すと、苦しくなる」「あの頃色んな思いがあったよね」「みんな、コロナに追い詰められていく…おそろしい時期だった」「3年我慢したらマスク外していいってなるからねって教えてあげたい」などの声が挙がった。