巨人は28日、中日との開幕戦(31日、東京ドーム)に登録されるメンバーを中心に東京ドームで全体練習を行った。原辰徳監督(64)は、12年目の中継ぎ左腕、今村ら一部の選手を2軍に合流させた意図を明かした。
「ベテランがこけたら若手、というよりは逆の方がいい。こけないのが一番いいけど」
春季キャンプから1軍帯同を続けていた今村のほか、D3位・田中千(国学院大)、石川、育成の29歳右腕、田中豊がこの日から2軍に合流。今村はオープン戦5登板で防御率1・35と安定していたが、同じ中継ぎ左腕の高卒2年目・代木も8登板で防御率1・80と急成長。指揮官は「今村ももちろん悪いとかではない。今村を使って駄目だから代木を上げようとなると、やっぱりちょっと違う。だったら勢いのある代木から行って、それを守ってもらうのが今村。(D5位新人の)船迫にしても、それを守るのは田中豊樹ら予備軍がファームにいる」と説明。困った時の中堅・ベテランというわけだ。