(オープン戦、ブルージェイズ2-5フィリーズ、27日、ダニーデン)WBCに米国代表として出場したフィリーズのJTリアルミュート捕手(32)がとんだ災難に遭った。
四回だった。1死でカウント1-2の場面で投手のキンブレルがピッチクロック違反を取られ、1ボールが追加。ここでキンブレルがボールの交換を求めた。捕手のリアルミュートはマウンド方向を向いたまま、ミットを球審に差し出しボールを要求したが、球審のランディ・ローゼンバーグ審判員からはすぐにボールが渡されず、リアルミュートはミットをひっこめた。そのタイミングで球審が急にボールをミットに入れようとしたため、ボールはそのまま地面に落ちた。
これを侮辱行為と受け取ったローゼンバーグ審判員は退場を宣告。まさかの退場劇にリアルミュートは苦笑い、場内も騒然となった。