ミキハウスの子供服をゲットした佐藤輝。優勝してシーズンでもいただく!! 阪神・佐藤輝明内野手(24)がこのほど、京セラドームで行われた「ミキハウス・キャンプMVP」の贈呈式に出席。同時受賞の近本光司外野手(28)、原口文仁内野手(31)とともに同社製の子供服を受け取った。シーズンを通した活躍で選出される「ミキハウス・サンスポMVP」の受賞には「優勝しないとダメでしょう」と宣言。〝アレ〟を成し遂げ、力をくれる子供たちを笑顔にする!
2023年最初の〝勲章〟は、アレへの思いを強くさせる。2年連続の「ミキハウス・キャンプMVP」受賞に、佐藤輝は少し意外そうな表情を浮かべながらも、声を弾ませた。
「実感はあまりないですけど…。ありがとうございます! (子供服は)知り合いにあげます」
さらに、〝2冠〟にも意欲を示した。毎年恒例のシーズン企画「ミキハウス・サンスポMVP」は今年も実施される。昨年、佐藤輝は13票を集めるも、湯浅(14票)に次ぐ2位。惜しくも初受賞を逃した。
「優勝しないとダメでしょう。まずそこです」
己に課せられた使命を誰よりも理解している男だ。ミキハウス・サンスポMVPを約束する上で、18年ぶりのリーグ優勝が至上命題だと語った。
「アレをして、(ミキハウス・サンスポMVPを)とれるように頑張ります」
新打撃フォームに取り組んだ春季キャンプでは、試行錯誤する姿が目立った。それでも、キャンプ地に詰めかけた子供たちから声援をもらうと、力が出た。「サイン、しようか!」。時間を見つけてはペンを走らせる佐藤輝の姿があった。
「(子供の声援は)一番うれしいかもしれないです。純粋に応援してもらえている」
オープン戦は打率・217、7打点、2本塁打。決して好調とはいえなかったが、本番となれば変わる。力をくれるチビっ子の声援が後押ししてくれる。
「(開幕まで)あとちょっとなので、しっかり調整して頑張ります」
アレもミキハウス・サンスポMVPも必ずつかむ。子供たちに笑顔を届けるプロ3年目のシーズンがいよいよ始まる。(原田遼太郎)