沖縄尚学は六回、スクイズ空振りのあと二走・仲田(3番)に続いて三走・玉那覇(右)もアウトに(撮影・岩川晋也) 第95回選抜高校野球大会第9日第2試合(3回戦、東海大菅生1-0沖縄尚学、28日、甲子園)沖縄尚学は東海大菅生(東京)に0-1で競り負け、2014年以来の準々決勝進出はならなかった。
沖縄尚学の先発・儀部は四回、先頭の大舛の左前打と二盗、酒井の中前打などで1死一、三塁とされ、新井(3年)の犠飛で先制を許した。中盤以降は追いかける展開に。五回からはエース東恩納が登板し、4イニングを1安打のみに封じる好投をみせたが、打線はバントや走塁のミスが目立つ拙攻が続き1点が遠かった。
六回には1死から玉那覇の中前打と4番仲田の二塁打でつくった二、三塁で大城がスクイズバントを空振り。三走の大城が挟まれランダウンプレーとなった間に、後ろにいた走者の仲田が三塁に到達。三塁ベース上に走者2人が重なりまず仲田がタッチアウトに。その直後に塁上に居残るべき玉那覇がベースを離れてしまい、続けてタッチアウトになる痛恨のミスとなり、一気にチャンスがついえた。
比嘉監督は「(ミスは)ありえない。いただいたチャンスをものにできなかった。挟殺プレーの練習は当然やっているが、『これも甲子園』なのか何なのか、想定外のことになった」と、大舞台で平常心で戦うことの難しさを指摘した。