全国高校選抜ラグビー第3日(28日、準々決勝、桐蔭学園38-10大阪桐蔭、熊谷ラグビー場)2019年以来の優勝を狙う桐蔭学園(神奈川)は5トライを奪い、大阪桐蔭(大阪)との〝桐蔭対決〟を制し、7年連続(新型コロナウイルスの影響で中止になった2020年を除く)の準決勝進出を決めた。
前半4分に大阪桐蔭に先制トライを許したが、そこからはFWが力強く前進し、BKも巧みに展開して5トライを連取して勝負を決めた。藤原秀之監督は「強くて重いチームとやれたのはよかった。FWは合格点。ものすごくいい経験になった」と満足そう。
昨季の花園は神奈川大会決勝で東海大相模に敗れて出場を逃した。「その分、1カ月早くチームを始動できたのは大きい。きょうも後半、大阪桐蔭の足が止まっていた。1カ月のアドバンテージが出たんじゃないかな」と藤原監督。準決勝は、関東新人大会決勝で47-0と圧倒して勝った国学院栃木(栃木)が相手。「国学院栃木は(佐賀工と)いいゲームをしていた。関東大会は雨の中だったが、今度は晴れた天気でやれそう」と指揮官は再戦を楽しみにしていた。