お笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次(53)が28日、自身がMCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・0)に出演。コメンテーターを務めるロバート・キャンベル氏(66)が同時通訳を務めた時のエピソードを振り返った。
この日の放送では番組17年間の「生放送ハプニング&名場面」を特集。2012年のイチロー氏(49)がヤンキースへ電撃移籍した際の記者会見の映像を紹介した。急な記者会見で通訳が用意できず、急きょキャンベル氏が同時通訳を務めたが、日本語で答えているイチロー氏のコメントまで通訳してしまい、タレントのテリー伊藤(73)に「日本語だからわかりますよ」とつっこまれていた。
加藤に「キャンベルさんのこれは名シーンですね」と言われるとキャンベル氏は「命懸けだったんですよ」と当時を振り返った。そして「これをやらないと放送事故になる」と思ったと語り、「通訳を始めたら、日本語に代わっても自分の言葉を使ってみんなに届けようって脳がなってるわけですから。本当にボケでも何でもなくて」と説明した。
加藤は「同時通訳してるっていうのが本当に難しいんだなってことがすごい分かった」と感心。さらに、当時の日本テレビ社長が「バーっと降りてきて、このスタジオまで。『最高に面白かったよ!』って言ってくれたのははっきり覚えてる」と明かしたが、キャンベル氏は「ものすごく複雑な心境ですよね」と苦笑いだった。