全国高校選抜ラグビー第3日(28日、準々決勝、国学院久我山13-24東福岡、熊谷ラグビー場)6年ぶりに準々決勝に進んだ国学院久我山(東京)は、優勝6度の東福岡(福岡)に前半6-7と食い下がったが、後半に逆転され13-24で敗れた。
ゴールキッカーも務めるCTB長谷川裕太主将は「前に出てタックルし続ければ、恐れることはない」と強豪相手にも臆せず戦った。それでも「前半は、敵陣で戦うというゲームプランを実行できて、相手に攻撃させる時間を少なくすることができたが、後半は食い込まれて、自陣で戦う時間が増えてしまった」と反省。「3試合もタフな試合を全国の舞台で経験できたのは大きい」と、今後につながる手応えも得た。
土屋謙太郎監督は「1回戦(8-7関大北陽)、2回戦(10-7中部大春日丘)と勝ち切れたのは、この子たちの財産」と雨の中で耐え抜いた2試合を評価した。「(6月の)関東大会で国学院栃木、桐蔭学園と戦うためにも、東京でしっかり勝たないと」と、準決勝に進んだ関東のライバルの名を挙げて先を見据えた。