ラシンク・ニンジニアRKBレディース第1日(28日、福岡・ザ・クラシックGC=6521ヤード、パー72)ステップアップツアー(下部)の今季第2戦。昨年11月のプロテストに合格し、注目の日本デビュー戦となった韓国出身の美人プロ、ジョン・ジユ(27)は1バーディー、8ボギーの7オーバーの79の乱調で、首位と11打差の84位と出遅れた。ビザの発給手続きに手間取り、2週前の愛媛での開幕戦は現地入りしながら、初日を翌日に控えた15日に無念の欠場に追い込まれた。この大会は発給手続きが完了した前日の27日に滑り込みで出場が決定。待たされ続けたメンタル面も含めて準備不足は否めなかったが、「これからが楽しみ。韓国とは違う芝質のグリーンでラインを読むのが難しいけど、きょう駄目だったホールを明日の最終日はしっかり攻略したい」と前向きに話した。173センチの長身でモデル級のルックスとスタイルは圧倒的な存在感を誇り、この日はピンクのニットとミニスカート姿でプレー。「好きな色はブルーやパープルだけど、春っぽい色にしました。桜も咲いているので」と笑みを浮かべた。競技歴は浅く、ゴルフを始めたのは高校2年のとき。それからわずか2年でプロとなり、2020年に韓国の下部ツアーで優勝。「日本の文化や人柄、おもてなし、あとは食べ物が好きで」と日本に主戦場を移した美しきゴルファーは日本語も猛勉強中で、この日は同じ組の松田鈴英らと会話も楽しんでいた。