ヴィジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーのボーカル、鬼龍院翔(38)が28日、TOKYO FM「THE TRAD」(月~木曜後3・0)にゲスト出演。ヴィジュアル系バンドマンを志向するまでの原点を語った。
音楽のルーツを聞かれた鬼龍院は、歌手、GACKT(49)がボーカルを務めたバンド、MALICE MIZER(マリスミゼル)と告白。「僕らにとっては、ビジュアル系バンド界では伝説。13歳の頃にテレビで見て、雷に打たれたような(気持ちになった)。それまでは音楽が好きな普通の中学生。クラシックとポップとロックが融合した感じではあるんですけど、それでいてメタルのように激しくもない。ゆったり聞けるけど、見た目もすごいし、衝撃がすごすぎてのめり込みました」と語った。
ファッションなども変わったのかと聞かれると、「(当時は)中坊(中学生)なので、ひそかに親が寝静まった後に鏡を見てマジックで瞼を塗ったり。そのくらいですね」とV系メイクにもチャレンジしたと振り返った。
同バンドの中では、中学1年の頃に聞いた「月下の夜想曲」が好きという。「クラシック寄り。ラジオが大好きだったんですけど、流行りの、今まで聞いていたものとは全然違うものが流れてきた。聞いたことのないジャンルで、いまだ似た人がいないんです。こんな音楽を作りたいと思ったけど、できないんですよ。何だろう、落としどころは」と熱弁。鬼龍院率いる金爆は一般的にはコミカルなエアバンドとして知られているが、自身はクラシック音楽も原点であるとし「これ(マリスミゼル)でクラシック音楽にのめりこんだ」と独作曲家、バッハなどにも関心を持ったことを明かしていた。