(オープン戦、エンゼルス5-4ドジャース、27日、アナハイム)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は「3番・DH」で先発出場し、オープン戦4試合目で初のマルチ安打をマークし、3打数2安打1得点だった。打率は・455。試合はエンゼルスが主砲トラウトの本塁打などで逃げ切った。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で投打の「二刀流」で活躍し、日本を優勝に導いた大谷が本拠地エンゼルスタジアムでの凱旋試合で順調な調整ぶりを示した。
三回1死の第2打席で昨季までエ軍に所属していた右腕、シンダーガードが投じた初球の真ん中付近のカーブを引っ張り、一、二塁間をライナーで鋭く抜く右前打を放った。続くレンドンの左前打で二進し、2死後、ドゥルーリーの中前適時打で4点目のホームを踏んだ。五回1死の第3打席は内角高めのスライダーに詰まりながらも、しぶとく左前に落として安打となった。これで2安打とし、代走を送られてお役御免となった。
直前にトラウトが先制2ランを放って迎えた、一回無死の第1打席は内角低めのチェンジアップを打ち上げて中飛だった。
大谷は28日(日本時間29日)のドジャースとのオープン戦最終戦を経て、30日午後7時7分(同31日午前11時7分)開始予定の敵地オークランドでのアスレチックス戦で、2年連続の開幕投手を務める。