試合前、取材に応じるエンゼルスのトラウト(左)=ロサンゼルス(共同) 米大リーグ、エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が26日(日本時間27日)、ドジャースタジアムでのドジャースとのオープン戦前に日米メディアに対応。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返り、さらにオフにフリーエージェント(FA)になる大谷翔平投手(28)へ残留希望を伝えていることを明かした。
「翔平との再会も良かったよ。またチームメートに戻れてうれしいよ。ハグもした。本当に特別な能力を持っている選手だよ。(大谷とは)楽しい対戦だった。エグい球を投げてきたし、その(空振り三振)前の速球も逃してしまった(ファウル)。間違いなく良い投手だよ」
WBCでの決勝では3-2の九回2死で大谷VSトラウトが実現。フルカウントからスライダーで空振り三振だった。大谷と同様にWBCの経験は、ポストシーズン出場の思いを強くしたようだ。
「本当に信じられない経験だった。特別な時間だった。プレーオフにも出場したい気持ちが強くなった」と明かした。エンゼルスは8年連続でポストシーズン進出を逃している。
大谷の引き留めはもう始めているのか? と問われた主砲は「そうだね。僕はいつもショウ(翔平)のそばにいる。どうなるかは見守っていきたいが、彼をキープしたいね」と二刀流とともにワールドシリーズ制覇を目指す希望を語った。