日本代表の練習着で打撃練習するヤクルト・山田哲人 =埼玉県戸田市のヤクルト室内練習場 (撮影・戸加里真司) 日本代表として第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いたヤクルト・村上宗隆内野手(23)が26日、山田哲人内野手(30)とともにチームに合流。埼玉・戸田市の選手寮に隣接する室内練習場で約1時間半調整した。両選手とも2軍戦には出場せずに〝ぶっつけ本番〟で31日の広島との開幕戦(神宮)に臨む予定。東京五輪で金メダルを獲得した2021年の再現で「世界一&日本一」のダブル達成を目指す。
山田がチームに合流し、室内練習場で打撃投手相手に78スイング。「僕らも試合しながらすごく感動した。もう一回スイッチを入れ直して3連覇、日本一奪還に向けて、チームの先頭に立って引っ張っていけたら」と開幕に向けて気合を入れ直した。
金言を胸に挑む。大会前、宮崎から名古屋に移動した後に開催された野手会でダルビッシュ(パドレス)から「今に集中すること」「自分の価値は自分が一番分かっているから、周りに左右されない」と助言をもらい「切り替えの大切さも勉強になった」とうなずいた。主将として重責を背負うが、心身ともに充実させ勝利に導く。