森下は四回、二ゴロに終わるも打点をあげる。チーム〝3冠〟だ 新生虎は点を取りまっせ~! 阪神は26日、オリックス戦(京セラ)に2―5で敗れ、8勝9敗の8位でオープン戦を終えた。ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=は無安打も四回に打点を記録し、打撃主要3部門でチームトップに。岡田彰布監督(65)も、12球団トップとなる72得点をマークした攻撃陣に自信をのぞかせた。こりゃあ開幕ダッシュもあるで!
オープン戦最終戦は投打ともに精彩を欠いて黒星フィニッシュ。それでも、虎の成長と勝負強さの証しが12球団トップの得点数「72」に表れた。チーム〝3冠〟の森下を中心に、レベルアップした攻撃力でライバルを圧倒する。準備は整った。
「多少はアピールできたかなと思います。結果を残していないより、すごく自信にはなっている。この結果はリセットされるので、また新たな気持ちで挑みたい」
この日、森下は3打数無安打だったものの、四回の二ゴロの間に1打点を追加。オープン戦は17試合の出場で打率・314(51打数16安打)、3本塁打、8打点で、打率は12球団でも栗原(ソフトバンク)の・415に続く堂々の2位(規定打席以上)。本塁打は6位、打点は7位で、3部門ともチームトップとドラフト1位の本領を発揮。文句なしに開幕「6番・右翼」をゲットした。
四回は佐藤輝が四球で歩いて1死満塁となった直後に、泥臭く打点を稼いだ。「大山さん、(佐藤)輝さんが前にいる中で四球も、投手が警戒して増えてくる。そこで自分が(ヒットを)1本出せれば、すごくプラスな働きができる」。新助っ人ノイジー、大山、佐藤輝というクリーンアップの直後、6番という打順に自覚十分。シーズンでも〝恐怖の6番〟として、しぶとく1点をもぎ取るつもりだ。