第3ラウンドを終え、記者の質問に笑顔で答える渋野日向子=スーパースティションマウンテンGC(共同) ドライブ・オン選手権第3日(25日、アリゾナ州・スーパースティションマウンテンGC プロスペクターズC=6690ヤード、パー72 ロストゴールドC=7350ヤード、パー72)32位から出た渋野日向子(24)=サントリー=が65と伸ばし、通算13アンダーで首位に3打差の7位に浮上した。67で回った古江彩佳(22)=富士通=は通算12アンダーで19位、勝みなみ(24)=明治安田生命=は通算3アンダーの74位。セリーヌ・ブティエ(29)=フランス=が通算16アンダーで単独首位に立った。
連日のボギーなしラウンドで、渋野が猛チャージ。7バーディーで65をマークし「こんなにバーディーがとれることはあんまりない。自分史上初めて」と目を丸くした。
2番で80センチにつけてバーディー。11番(パー4)で右フェアウエーバンカーからの2打目をピン1メートル強につけて伸ばすと、そこから3連続。後半9ホールはすべて1パットで、「これも初めて」と興奮した。
再タッグを組む青木翔コーチの助言を結果につなげた。74で126位だった初日の夜、日本にいるコーチと連絡を取り、パットの構えを調整。29だったパット数が25、22と一気に回復した。
首位との差は3打。予選落ちの危機から一転、優勝争いに食い込んだ。「この位置にいる自分にちょっとびっくり。上を目指してしっかり頑張りたい」。逆転での米ツアー2勝目を目指す。