複合男子個人第21戦の前半飛躍で2位につけた山本涼太=ラハティ(共同) ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合男子は25日、フィンランドのラハティで個人第21戦が行われ、日本勢は山本侑弥(早大)が19位になったのが最高だった。山本涼太(長野日野自動車)は前半飛躍(ヒルサイズ=HS130メートル)で129・5メートルを飛んで2位につけたが、後半距離(10キロ)で25位に落ちた。
ヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)が今季7勝目、通算56勝目を挙げた。11位だったヨハネス・ランパルター(オーストリア)が個人総合初優勝を決めた。
谷地宙(早大)は32位、畔上祥吾は37位、木村幸大(ともに中大)は38位。渡部善斗(北野建設)は飛躍47位で距離を棄権した。(共同)
◆山本侑弥の話 「順位とか関係なく(速い選手に)ついていくことを意識した。気持ちが折れなかった。ジャンプも距離も悪くなかった」
◆山本涼太の話 「シーズン中に体調を崩すこと(の影響)がこれほど大きいことだとは思っていなかった。(遠征から)帰れず、治せない。脂肪と筋力を次のシーズンにつけてこないと、またこうなると思う」
◆谷地宙の話 「(後半距離は)きついレースだった。全然スピードが出ず、なかなか集団についていけなかった。リズムがうまくつかめなかった」