ウシュバテソーロがドバイワールドカップを快勝。川田将雅騎手は手を上げて歓声に応えた(撮影・内海裕介) ドバイワールドカップデーが25日、UAEドバイのメイダン競馬場で開催され、第9レースでは日本馬8頭が出走してメインの第27回ドバイワールドカップ(GI、北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、ダート2000メートル、15頭立て、1着賞金696万ドル=約9億1002万円)が行われた。
勝ったのは川田将雅騎手とコンビを組んだ日本のウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父オルフェーヴル)。序盤から激しい先行争いが繰り広げられた一戦を後方で追走し、勝負どころで手応え良く押し上げていくと、直線は先に抜け出したアルジールスを目標に末脚を爆発させて、力強く差し切った。タイム2分03秒25(良)。ドバイワールドCを日本馬が制したのはオールウェザーで行われた2011年のヴィクトワールピサに次いで2度目だが、ダートの舞台で制したのは初めて。オルフェーヴル産駒はマルシュロレーヌによる米GIブリーダーズカップディスタフに続き、海外のGIレースで大きな勝利を手にした。
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