日本代表の練習着で打撃練習するヤクルト・山田哲人(撮影・戸加里真司) 野球日本代表として第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一に輝いたヤクルト・山田哲人内野手(30)が26日、チームに合流し、埼玉・戸田市の選手寮に隣接する室内練習場で行われた2軍練習に参加した。
「本当にたくさんの人たちに応援していただきましたし、たくさんの人から『おめでとう』だったり『感動したよ』だったり、『ありがとう』という言葉をいただいた。僕自身がたくさんの人に『ありがとう』と伝えたいのに、そうやって言っていただいてうれしかったですし、またやっている僕らもすごい試合しながら感動したので、本当に野球やっていてよかったなと改めて思いました」
大会前にはなかなか調子が上がらず、状態を不安視する声もあったが、1次ラウンド初戦となった9日の中国戦(東京ドーム)では途中出場で、八回1死満塁で左前適時打。準決勝のメキシコ戦でも2安打を放ち、決勝の米国戦もフル出場を果たすなど、大舞台で存在感を発揮した。
大会前には、ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=から金言をもらった。宮崎での強化合宿が終了し、名古屋に移動した後に開催された「野手会」で「今に集中すること」と「自分の価値は自分が一番分かっているから、周りに僕は左右されない」という金言を授かった。