6回を投げ終えグラブを叩くDeNA先発の石田健大=ベルーナドーム(撮影・尾崎修二) (オープン戦、西武1-4DeNA、24日、ベルーナD)DeNA・石田健大投手(30)は西武戦(ベルーナ)に先発し、6回4安打1失点にまとめ、31日の阪神との開幕戦(京セラ)へ順調な仕上がり具合をアピールした。
「一、二回はヒットで(先頭の)ランナーを出したのは反省だけど、(ストライク)ゾーンでしっかりできているということなので、そこに対してはよかったです」。直球に伸びがあり、カーブやカットボールなど変化球が生きた。四回には好打者の外崎を3球三振に仕留め、走者を背負う場面でも慌てずに凡打を誘う投球術が光った。
チームはここまでオープン戦でDH制を採用してきたが、この試合から初めて投手の石田も打席に立ち3打数1安打。「久しぶりの感覚。打席に入ったあとの守備への流れも確認できた」と開幕への準備は万全だ。
三浦監督は「全球種をほぼ自分が思うところに投げられたのでは。仕上がってきた。あとは本番を迎えるだけと思います」と信頼を寄せた。5年ぶり3度目の大役に挑む左腕も「しっかり準備して、強い気持ちでマウンドに上がるだけ」と自身初の開幕白星へ照準を定めた。(湯浅大)