米大リーグ、エンゼルスの練習に復帰し、マイナー球団との試合に登板した大谷翔平=24日、アリゾナ州テンピ(共同) 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の優勝に貢献し、最優秀選手(MVP)に選ばれた大谷翔平(28)が24日、米アリゾナ州テンピでキャンプを行う米大リーグ、エンゼルスの練習に復帰した。「久々にみんなの顔を見てこのチームでも優勝したいな、という気持ちになった。万全の状態でシーズンに臨みたい」と述べ、30日(日本時間31日)に始まるリーグ戦や2年連続で務める開幕投手への決意を新たにした。
WBCは白熱した試合が続き、大きな盛り上がりを見せた。投打の「二刀流」で活躍した大谷は「これぞ野球だなという雰囲気を味わった。緊張はあったが、それと同じぐらい楽しかった」と、充実感たっぷりに振り返った。
今季が6年目となるメジャーでは、プレーオフに進んだ経験がなく「やっぱり短期決戦の熱量は特別。今年ワールドシリーズに出て勝ちたいと改めて思った」と語った。
練習ではマイナー球団との試合に登板し、4回⅔を投げて1失点、8奪三振だった。大谷が投げた試合は観客が入れない球場で行われたが、キャンプ地にはスターの姿を一目見ようと多くのファンが訪れた。(共同)