入団会見で決意を語ったバウアー。勝利のために腕を振る(撮影・田村亮介) DeNAの新外国人、トレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=が24日、横浜市内のホテルで入団会見を行った。2020年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)など輝かしい実績とともに年俸4億円の1年契約で加入する大物は1998年以来、25年ぶりの優勝のピースとなることを約束した。
「日本で投げるのがとても楽しみ。ベイスターズの一員として優勝に貢献すること。それを自分自身に期待しています」
力強く誓った。日本球界でのプレーを見据え、WBCでの日本代表の戦いもチェック。「ハイレベルな打者がそろっているので、レベルの高い戦いをしたい」と腕をぶし、「名前を挙げるなら村上選手(ヤクルト)との対戦が楽しみ」と、さっそく昨季の三冠王との勝負へ目を光らせた。
ドメスティックバイオレンス(DV)の禁止規定違反による出場停止で、21年6月を最後に公式戦登板がないが「全ての面を強化してきた。球も速くなり、新しい球種(スプリットチェンジ)にも取り組み、制球も向上した」と自信の弁。プロ野球の使用球についても感触や縫い目の高さの違いは感じながらも「大きな影響はない。ボールの動きは変わらないと思う」と述べた。