【世界フィギュアスケート選手権2023】男子FS 宇野昌磨の演技=25日、さいたまスーパーアリーナ(桐原正道撮影) フィギュアスケートの宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=が25日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで行われた世界選手権最終日で日本男子初の2連覇を果たした。4年ぶりの自国開催で、日本勢はペアと女子を合わせて初めて3種目を制覇する活躍だった。
宇野は23日のショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、合計301・14点で2位に約5点差と圧勝した。羽生結弦が2014年、17年に頂点に立ったが、連覇はなかった。
◆宇野昌磨の話 「完璧とは言い難い演技だったが、今これ以上はできない演技だった。国内でやる国際大会は成績が振るわないことが多かったので、初めてこういう好成績を残せたことをうれしく思う。 (修正前:)来季も競技会に出る」
◆ステファン・ランビエル・コーチの話 「(宇野は)100%の状態ではなかったが、この結果をうれしく、誇らしく思う。まだまだ改善点も伸びしろもある。(優勝2度の)僕を超えてほしい」
◆イリア・マリニンの話 「今季はとても成長できたと思っていたので(今大会で)好結果を出せなかったのは残念だが、よくやったと思う。普段通り臨めていた」
◆車俊煥の話 「こんな高得点が出るとは思わなかった。あまり緊張はなく、ただただ楽しんだ。結果ではなく、スケートを楽しむことを考え、自分の好きなように滑った」