アイスダンスRDの村元哉中・高橋大輔組の演技(撮影・桐原正道) フィギュアスケート・世界選手権第3日(24日、さいたまスーパーアリーナ)アイスダンスで2年連続出場となる〝かなだい〟こと村元哉中(かな、30)、高橋大輔(37)=関大KFSC=組は、リズムダンス(RD)で72・92点をマークした。ツイズルで高橋がカウントをミスし、やや同調性に欠けたもののレベル4を獲得。その後は落ち着きを取り戻し、大声援を背にミッドラインステップを華麗に踏んだ。最後のリフトでもレベル4を獲得し、得点を見るとまずまずの表情を浮かべた。高橋は「前半がちょっとやっぱり緊張感があったのか、うまく合わなかった。後半につれて息も合ってきて、自分たちの中では細かいミスがあったけど、全体を通してすごくよかったんじゃないかと思います」。村元は、高橋のミスについて「いっこ多く回ってるな。はてな?」と思っていたことを明かしたが「そんなに気にはならなかった」とフォローした。
あす25日にはフリーダンスが行われる。高橋は「今まで練習はしてきたので、してきたことを本番で出し切ることだけを考えてやりたい。そのあとに結果はついてくる。自分たちを信じて滑りきる」。村元は「まだ(フリーは)試合でノーミスの演技ができていないので、ミスのない演技をして、オペラ座の世界観をお客さんに楽しんでもらえるようにしたい」とフリーへの思いを明かした。