甲子園の同一大会で初めて2勝を挙げた山梨学院の選手たち(撮影・渡辺大樹) 第95回選抜高校野球大会第6日第2試合(2回戦、氷見1―4山梨学院、24日、甲子園)山梨学院が氷見(富山)を破り春夏通じて初の大会2勝、初のベスト16進出を果たした。
林謙吾投手(3年)が初戦の東北(宮城)戦に続いて2試合連続完投。この日、自己最速を1キロ上回る140キロを出した右腕は「自分たちの代で2勝するのが目標でした。歴史を塗り替えようと思ってやってきた。素直にうれしいです」と21世紀枠で出場の氷見を7安打に抑えた無四球ピッチングを振り返った。
打線は「5番・ショート」でスタメン出場の進藤天(てん)遊撃手(3年)が、二回無死三塁から先制の遊撃適時内野安打。チームをまとめる主将は四、六回に二塁打を放つなど4打数3安打1打点と活躍した。山梨学院は3回戦で光(山口)と対戦する。