開幕投手が有力となっているヤクルト・小川泰弘投手(32)が23日、神宮外苑で練習に臨み、ダッシュなどで調整。先発する24日の日本ハムとのオープン戦(エスコン)を前に日本代表のWBC優勝に刺激を受けた。
「選手たちが本気になって団結している姿。(優勝すると)野球少年に戻ったかのように喜んでいるのを見られてすごくよかった。まだまだ自分も頑張りたい」
22日の米国との決勝は、練習を終えて神宮球場に隣接するクラブハウスに戻ると、九回2死の場面だった。テレビで大谷がトラウトを空振り三振に仕留めたスライダーをみて「すごく曲がっていました。本当にいい刺激をもらった」と心が動かされた。
3月31日の広島との開幕戦(神宮)の先発が予想されている。大役を任されれば、3年連続7度目となる。練習後には飛行機で北海道に移動した。最後の調整登板へ「メラメラしていきたい」と闘志を燃やした。(森祥太郎)