覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪に問われたアイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバー田中聖被告(37)の弁護側は24日、懲役1年8月、執行猶予3年とした一審名古屋地裁判決を支持し、控訴を棄却した名古屋高裁判決を不服として上告した。
14日の高裁判決などによると、昨年1月30日に名古屋市のホテル客室で約0・16グラムを所持。同2月24日ごろに同市の別のホテル客室で覚醒剤を使い、同日逮捕された際に覚醒剤などを所持した。
弁護側は控訴審で、芸能活動をしてきた被告の社会的信用は大きく低下したとして量刑不当を訴えたが、高裁は退けた。