キャッチボールで調整する巨人・大城卓三=東京ドーム(撮影・斎藤浩一) 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一に輝いた日本代表として戦った巨人・大城卓三捕手(30)が24日、東京ドームでチームに合流し、ブルペンで投球を受けたダルビッシュ有投手(36)=パドレス=に驚愕したことを明かした。
「球種も豊富で、自分が投げたいボールを操れる。『スライダー、これくらい曲げるよ』とか、『そこからまたこれぐらい曲げるよ』とか。初めて受けたようなボールでした。すごかったです」
大城は3番手捕手として3試合に出場。メキシコ代表との準決勝では1点ビハインドの九回に巨人のチームメート・大勢とのバッテリーで無失点に封じ、村上(ヤクルト)の逆転サヨナラ打が飛び出した九回裏への流れを呼び込んだ。
中村(ヤクルト)、甲斐(ソフトバンク)との捕手陣の共闘を振り返り、「自分が出る、出ないじゃなかった。(捕手)3人で勝ち切りたいというのがあった。中村さんにも聞いたこともありますし、甲斐も国際経験が豊富で五輪の話などしてもらいました。心強かったですね」と語った。