1次リーグのカナダ戦でショットを放つ藤沢(中央)=サンドビーケン(共同) カーリングの女子世界選手権第6日は23日、スウェーデンのサンドビーケンで1次リーグが行われ、日本代表で北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレはカナダに6―5で競り勝ち、2連勝で5勝5敗とした。カナダは6勝4敗。
ロコ・ソラーレは3―3で迎えた第8エンドに2点をスチール。第9エンドに2失点して追い付かれたものの、最終第10エンドに1点を挙げて勝ち越した。
ロコ・ソラーレは強豪カナダとの接戦を制して2連勝。星を五分に戻し、1次リーグ突破へ向けて踏ん張った。第10エンドは藤沢が相手ストーン(石)を押しつつ、ハウス(円)の中心近くに付ける好ショットで1点奪取に貢献。「チャンスをしっかりものにすることができた」と声を弾ませた。
チームは今大会、好不調の波が激しく、吉田知は「やってきたことを信じられなくなった時もあった」と明かす。気持ちが上向いたきっかけは、ロコ・ソラーレの本橋麻里代表理事から送られてきた「みんなが元気に帰ってきてくれれば何でもいい」とのメッセージ。選手たちは窮地で開き直り、復調のきっかけをつかんだ。(共同)