侍ジャパンのブルペン捕手を務めた鶴岡慎也氏(41)が24日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・0)に生出演。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でブルペンキャッチャーのオファーをされた舞台裏を明かした。
もともと野球解説などを務めていた鶴岡氏はまず、どのような形でチームからオファーされたかを問われ、「栗山監督から直接、この時期のスケジュールが空いてるかという確認と、侍ジャパンはどうしても優勝したいからぜひ来てくれないか」と話した。MCを務める加藤浩次(53)から「なんで僕ですか、みたいな話しました?」と問われると、「そうですね。現役引退して1年経っていたので、まずピッチャーの球を取れるかなあ」と不安が先によぎったと笑った。
さらに鶴岡氏は、元同僚だったダルビッシュが先に合流してチームの雰囲気を作ったことに言及。「彼の心意気みたいなものを感じるし、チームジャパンをひとつにまとめる原動力になったと思います。彼の立派な行動が優勝につながったと僕は思ってます」とたたえた。
加藤が「(米国との)決勝戦で1回、ダルビッシュ投手と大谷選手の2人が一緒に(ブレペンで)投げているシーンありましたよね?」と切り出すと、鶴岡氏は「七回でしたかね、2人とも日本ハム時代に(球を)受けているんですがね。なんかもうすごい光景でね、目に焼き付いているんですけど、その2人が侍ジャパンを導いたんだなと思うと、すごい2人だな、と思いましたね」と感慨深げだった。
さらに、決勝戦で大谷がブルペンとベンチを行き来した場面について「ブルペンからベンチまで100メートル近くあるので、そこに行くのも戻るのもたいへんなので、大谷翔平選手っていうのはほんとにすごいことしてるんだな、と思いました」と称賛。最後のマウンドに向かう大谷選手の姿を振り返り「漫画の1シーンのような光景で、いいもの見させてもらえましたねえ」と明かした。
鶴岡氏は、2003年に日本ハムに入団。14年から17年のソフトバンクを挟み、05年から13年、18年から21年まで日本ハムで捕手として活躍。投手の特性を生かした柔軟なリードとインサイドワークに定評があった。