花束を手に帰国した栗山監督。ファンの声援に手を振って応えた=成田空港 (撮影・戸加里真司) WBCで2009年の第2回大会以来、14年ぶり3度目の優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)や佐々木朗希投手(21)=ロッテ=ら日本のプロ野球所属選手が23日、成田空港着のチャーター機で帰国。千葉・成田市内のホテルで会見した。
日本を3大会ぶり3度目のWBC優勝へ導いた栗山監督は、成田空港で大勢の日本のファンからの祝福を受け「たくさんの人が応援してくださったんだなということを感じました。選手たちが頑張って勝ち切ってくれたこと、日本の皆さんの思いも本当に力になりました。感謝でいっぱいです」と頭を下げた。
今大会限りで退任の意向を表明している指揮官。激戦を勝ち抜き、大会史上2チーム目の全勝優勝を果たした選手たちへ「僕からは、ありがとうという言葉しかない」とねぎらった。
次世代へ野球の素晴らしさを伝えることを常に掲げてきた栗山監督は「この選手たちに憧れて、たくさんの子供たちがまた野球をやってくれると思う。そういうことにつながったのはすごくうれしかった」と語った。