オープニングセレモニーに出席した松本幸四郎(右)と市川染五郎=東京・日本橋(撮影・八木拓郎) 歌舞伎俳優、松本幸四郎(50)と長男の市川染五郎(17)が23日、東京・日本橋高島屋でこの日開幕した展覧会「松本幸四郎家 高麗屋展 松本白鸚・松本幸四郎・市川染五郎 -世代をこえて継がれる、ひとつの絆-」(4月3日まで)のオープニングセレモニーに出席した。
同所が今月20日に開店90年を迎えたことを記念して行われる特別企画で、高麗屋にまつわる舞台衣裳、舞台写真、映像などの資料が多数展示されている。
幸四郎は「自分の家を振り返るいい機会にもなった。入場無料です」とPRしながら「先人を敬って、新たに進化していくことが自分の役目。その思いで新たな歴史を作れるように努めたい」と決意表明。染五郎も「高麗屋の歴史を紡いでいかないといけない立場。いろんな歴史を生み出して、何百年後まで残していきたい」と抱負を語りつつ「本当に入場無料でいいのかというボリュームになっています」と話して笑わせた。