試合後 スタンドに手を振る侍ジャパン・栗山英樹監督(撮影・長尾みなみ) (WBC決勝、日本3−2米国、21日、米国・マイアミ)WBCで日本代表を3大会ぶりの優勝に導いた栗山監督が今大会で退任することになった。試合後に「きょうで監督が終わる。あすからは何も肩書がない人になる」と語った。
直近に行われる国際大会は11月の第2回アジアチャンピオンシップ。日本は2024年の第3回プレミア12と、26年の第6回WBCで2連覇を目指す。侍ジャパンは今後、新政権でチームづくりを再構築していく。
次期監督として候補に挙がるのが、ソフトバンク監督として15年からの7年間で5度の日本一に導いた工藤公康氏(59)。WBCで第1回大会から2大会連続でMVPを獲得した松坂大輔氏(42)、第1回WBCで内野守備走塁コーチを務めた前西武監督の辻発彦氏(64)、元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)、前巨人監督の高橋由伸氏(47)らも候補となりそうだ。
侍ジャパンの常設化以降、監督の退任後は時間をかけて次期監督を選考。後任は栗山監督が残した財産を引き継ぎ、06、09年以来のWBC連覇を託される。