卓球・Tリーグ男子は23日、東京・代々木第二体育館で決勝を行い、琉球が3-2で木下東京を下し、2季ぶり2度目の優勝を果たした。
第1試合のダブルスで琉球は吉村真晴、吉村和弘組が先勝。1-1となった第3試合で世界ランキング4位のエース張本智和が木下東京の篠塚大登にストレート負けを喫したが、第4試合で吉村真が世界5位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に3-2のフルゲームで勝利した。
2-2としての最終第5試合は1ゲームのみの「ビクトリーマッチ」。琉球は張本、木下東京はカルデラノを送り出した。張本は鋭いスマッシュや機を見てのプッシュなどでリードを奪い、11-4で勝利。琉球が王座を奪還した。
優勝の瞬間、野球・WBCでの大谷翔平ばりにラケットを投げ、ユニホームを脱いで上半身裸となった張本は、駆け寄った仲間と抱き合って喜んだ。
「3番(第3試合)で負ける計算はチーム全員していなかった。一番大きい舞台でとんでもないことをして、自分が嫌いになった。10敗分、20敗分、悔しい思いをした」と張本。ビクトリーマッチにつないでくれた吉村真から「絶対に(ビクトリーマッチで)点を取れるといってくれたマハルさんのおかげです」と感謝した。
そして「来年、必ず連覇します。(その際)決勝の舞台では、二度とこのようなことがないように、ストレートで勝ちます」と誓った。