お笑いコンビ、とんねるずの石橋貴明(61)が22日、東京都内でサンケイスポーツの取材に応じ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を3大会ぶりに制した日本代表をたたえた。開幕時に〝予言〟していた決勝の大谷翔平投手(28)登板が実現し、「野球の神様がストーリーを作ってくれた」と感激。2026年開催の第6回大会に向けて「メンタルコーチとしてベンチ入りを目指す」とブチ上げた。
14年ぶりとなる世界一奪還の瞬間は腰が抜けるほど絶叫した。日本開催の全5試合は現地観戦。決勝は生中継で見守ったタカさんが、侍戦士たちの雄姿に酔いしれた。
「選手の皆さんの諦めない心、負けない気持ちを見て『明日から自分も頑張ろう』と日本中の人が思ったはず。宮崎キャンプから1カ月楽しませていただき、改めて野球の面白さを感じました」
米国との決勝は3-2で迎えた九回に大谷が抑えとして登板。大リーグ・エンゼルスの同僚でメジャーMVP3度受賞のマイク・トラウト外野手(31)を三振に仕留め、世界の頂に立った。
エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)は大谷が準決勝以降に登板しないと明言していたが、石橋は開幕時から「栗山(英樹)監督は考えているはず」と決勝九回での登板を〝予言〟。1979年日本シリーズで広島の江夏豊さん(74)が九回に無死満塁のピンチを迎えながら近鉄を0点に抑え、日本一を決めた〝江夏の21球〟になぞらえ、トラウトに投じた全6球を「野球史に語り継がれる『大谷の6球』」と命名した。
「大会のラッキーボーイになる」と断言したラーズ・ヌートバー外野手(25)が、二回1死満塁で一塁ゴロを放つ間に2-1と1点勝ち越す場面もあり、「詰まった当たりだから運良くゲッツーにならずに済んだ」と、こちらも〝予言〟を的中させてドヤ顔だ。
大会MVPには大谷が選ばれたが、「許されるならダブルMVPに」と大会新記録の13打点と大活躍した吉田正尚外野手(29)を指名。「大会途中から4番を任され、準決勝の3ランは忘れられないシーン。レッドソックスでもやってくれる」と期待した。