小園が5回無失点でオープン戦初勝利を挙げた(撮影・荒木孝雄) (オープン戦、巨人0-1DeNA、21日、東京D)昨年のドラフト1位、DeNA・小園健太投手(19)が21日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)に先発。プロ入り後最長の5回を投げ、3安打無失点と結果を残した。
一回は先頭のオコエに死球を与えるなど乱れたが、女房役の伊藤からの助言で修正。持ち味の高スピンの直球を思い切って高めに投じて、フライアウト11個と量産し「球質的にフライアウトを打たせるタイプなので、直球で多く取れたことはよかった」とうなずいた。
最速152キロの2年目右腕について、三浦監督は「調子自体は良くなかったと思う。それでも無失点に抑える、投球センスを感じた」と評価。今後の起用法については「何パターンか考えている」と明言を避けた。
これがオープン戦最終登板。未来のエース候補は「いいところは無失点だったことだけで、反省点しかない。内容もついてこないと厳しいので、次は内容も残せるように」と高みを見据えた。(浜浦日向)