ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の優勝を受け、スポーツ庁の室伏広治長官は22日、トレーニング方法を指導した米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚の活躍をたたえた。「頼れる存在であるということを日本だけでなく世界に知らしめてくれた」と述べた。
吉田はハンマー投げの五輪金メダリストの室伏長官に、プロ1年目のオフに直筆の手紙を送って指導を依頼した。日本の主軸に成長し、WBCでは力強いスイングで1大会最多の通算13打点をマーク。絶え間ない努力を知る室伏長官は「本当に真面目な性格。人柄も彼のスイングに出ている」と感慨深げだった。
吉田は今季から大リーグで戦う。室伏長官は「まだまだ伸びていくポテンシャルがある選手。大いに期待したい」とエールを送った。