優勝し、侍ジャパン・中村悠平と抱き合う大谷翔平(水島啓輔撮影) (WBC決勝、日本3−2米国、21日、米国・マイアミ)侍ジャパン・中村悠平捕手(32)=ヤクルト=が7投手をリードし、米国の強力打線を2失点に封じた。九回2死でトラウトを迎えた大谷の投球を「すごい球が来ていた。ギアが入った。その前の打者とは全然違う球が来ていた」と、マスク越しの印象を語った。空振り三振に仕留めた決め球のスライダーは、大谷が自信を持っている球種と感じたため「(サインを)迷わず出した」。世界一の瞬間は「すごい光景だった。一生忘れない」と感慨深げだった。