【野球 WBC2023 決勝 侍ジャパン(野球日本代表)対アメリカ】優勝を決め喜びを爆発させる侍ジャパンナイン=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・長尾みなみ) (WBC決勝、日本3-2米国、21日、米国・マイアミ)日本は前回王者の米国に3—2で勝ち、2009年大会以来3大会14年ぶり3度目の優勝を果たした。
日本は二回にターナーにソロを浴びて先制されるが、その裏に村上宗隆内野手(23)=ヤクルト=が1号ソロを放ってすぐさま同点に。さらに1死満塁でラーズ・ヌートバー外野手(25)=カージナルス=の一ゴロの間に1点を加え、この回で一気に逆転した。さらに四回には岡本和真内野手(26)=巨人=のソロが飛び出し、リードを2点に広げた。八回にはシュワバーにソロを浴びて1点差に迫られたが、そのまま逃げ切った。
投げては先発の今永昇太投手(29)=DeNA=が2回1失点、さらに戸郷翔征投手(22)=巨人=が2回無失点、高橋宏斗投手(20)=中日=が1回無失点、伊藤大海(25)=日本ハム=が1回無失点、大勢投手(23)=巨人=が1回無失点、ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=が1回1失点とつなぎ、九回はDHを解除して二刀流で登板した大谷翔平投手(28)=エンゼルス=が1回無失点で胴上げ投手となった。
日本は王貞治監督が率いた第1回大会の2006年と、続く原辰徳監督が率いた2009年に2連覇を果たしたが、そこから2大会連続で準決勝の壁に阻まれ、4強どまり。栗山英樹監督率いる〝最強JAPAN〟がついに14年ぶりの栄冠を取り戻した。
日本代表・WBCの軌跡
2006年:優勝
2009年:優勝
2013年:4強
2017年:4強