上野動物園(東京都台東区)は22日、2月下旬に同園から中国に返還されたジャイアントパンダのシャンシャン(雌、5歳)の検疫が同日に終わると公式ツイッターで明らかにした。現地担当者から説明を受けたとしている。だが生活に慣れる時間が必要だといい、一般公開はもう少し先になりそうだ。
シャンシャンは2月21日に四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地に移送され、検疫を受けていた。公式ツイッターによると、現地担当者は「十分に慣れるまで、基地でもうしばらく暮らす」と説明した。
同センターは今月21日、中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)に、シャンシャンが基地で「故郷の竹を食べて心のこもった世話を受け、徐々に(環境に)慣れてきている」と投稿した。(共同)