翠富士(右)を攻める若元春。押し倒しで破る=エディオンアリーナ大阪 大相撲春場所11日目(22日、エディオンアリーナ大阪)平幕翠富士は小結若元春に押し倒され、初黒星を喫した。単独首位は変わらず。若元春は勝ち越した。小結大栄翔が高安を押し出し、ただ一人2敗を守った。
3関脇は霧馬山が明生をはたき込み、豊昇龍が遠藤を上手投げで退け、ともに勝ち越しを決めた。若隆景は小結翔猿を送り出して5勝目。小結琴ノ若は遠藤とともに3敗に後退した。
3敗で豊昇龍、霧馬山ら6人が追う展開。十両は朝乃山と逸ノ城が1敗でトップを堅持した。
◆八角理事長(元横綱北勝海)の話「翠富士は動きを止められ、我慢できずに差しにいってしまった。大栄翔は立ち合いが自分のペースではなかったが、よく辛抱した。両者とも絶対的な力はないから、まだまだ混戦が続くのではないか」